注目の投稿

ハイレゾを詳しく語る①<ハイレゾとは結局何なのか>

ハイレゾ音源は、一般的に96KHz/24Bitsも情報量のある音源ですが、実際にこれらの音源に、意味はあるのでしょうか?

1.結論
最初に結論を言っておきますが、ハイレゾ音源は、まだグレーなゾーンに置かれています。なので、ハイレゾを支持する「超音波は可聴域と合わせるとリラックス効果がある」(SONYが主に推定)というものや、いやいや、ハイレゾには聞こえない音が、8割だという乱雑な意見まであります。
これはさて置き、ハイレゾはいい音だと言う意見がありますが、筆者はこれで間違いはないと思います。

2.なぜ音がいいのか
ハイレゾは、音がいいと1で書きましたが、それはなぜなのか。その秘訣は、マスタリングにあります。
マスタリングとは、ドラム、ボーカルなどを一つの音源に詰め込む事を言います。この詰め込まれた音源が完成形です。このマスタリングの方法が違うから音がいいのです。
あとは、一般的にCDなどは、限られた範囲(専門的に言えばビット深度)にしか、音は入りません。音は振動で出来ていて、その振動は、データ化され、縦横に区切られます(専門的に言えば量子化)。CDスペックでは、十分にデータが入らず一般的には、切り落とされます(専門的に言えば量子化誤差)。この誤差を減らす処理もありますが(専門的に言えばノイズシェーピングやディザ)、ハイレゾでは、そのデータ量に余裕があるので、クリップしないというメリットがあります。

個人的には、やっぱりマスタリングに秘訣があるのかなと思います。実際にハイレゾ音源を聞くと解像度や音場感、アタック感がかなり違います。これらの音質は、マスタリングの時にしか調整することができないので、逆にハイレゾを圧縮音源にしても音質が変わらないのは、やはりこれが関係していると思います。

3. 最後に
ハイレゾは、moraやOTOTOYで買いましょう。これがすごい大事な事なのです。
ハイレゾは、マスタリングに秘訣があると2で書きました。なのでいくらCD用にマスタリングした音源をアップコンバートしても、聞ける音質はCD音質なのです。

でも自分が聞いてるジャンルがmoraにないよ!って時は、無理せずCDを聞いてください。ハイレゾにアップコンバートするとファイルサイズが無駄に大きくなってしまうので、音質も同じなら、CDを聞いていることを私は推奨します。

コメント

このブログの人気の投稿

高音補間ソフト「Upconv」を解説してみる(入門編)

フリーソフト 「HRAudioWizard」のご紹介

AACでハイレゾを試す