・初めに
Upconvとは、高音補間ができて音源のアップコンバートができるソフトです。
同時にUpconvは設定パラメータがたくさんあり、初心者にはわかりにくいソフトとなっています。
この記事では、Upconvの設定の仕方、出来上がった音源の音質を周波数上で見てみます。
なお、Upconvはこちらからダウンロードできます...
https://onedrive.live.com/?authkey=%21AEI1XtxrTdyiF40&id=5E300239A54C19F9%21946&cid=5E300239A54C19F9
いちばん新しいのをダウンロードしてください。
なお、画像が見にくいようであれば画像をクリックして拡大してください。
・設定
・Upconvはいくつかパラメーターがあり、その中でも特に大事なものをピックアップしていきます。
これがUpconvのメイン画面です。
・Sampling rate ... アップコンバート後のサンプリング周波数です
これの値を増やすと音の情報量が増えていきます(おすすめ : 96000)
・Bit width ... アップコンバート後の量子化ビットです。
これの値を増やすと音が滑らかになります(おすすめ : 24)
Upconvの設定のOption1です。 オンにしたほうがいいのをピックアップしていきます
・Adjust Bit Extension
ビット拡張する際にとても小さいノイズ(-96db以下のノイズ)を消します
・PostABE
音が滑らかになります。
・PostNR
あとから足す補正音を自然な音に近づけます
・Low Adjust (100Hz)
低音を調整します
・Enable HFC
カットする周波数を決めます
おすすめは、高音がうるさい曲なら14000
高音が静かな曲なら13000を Cutoff freqに入力してください(シャリ音がする場合はもう少し値を大きくしてみてください)
Upconvの設定のABEオプションです。オンにしたほうがいいのをピックアップしていきます
・ABE Versionは「Ver 0.8.x」を選択します
・Cut Low Level Data
・Cut Level を 5に
・Smoothing Low Level
・Cut Dither / Noise Data を 3に
Upconvの設定のHFA 2/3オプションです。
・HFA3 VersionをVer. 0.8.x に
・Presetを Preset07 に
・HFA3 Analysis Limit Adjustを 4kHz に
これで設定は終わりです。Save を押して戻りましょう(戻るときは Exit を押す)
さあ、これで解説終了です。リストに曲を追加してアップコンバートしてみましょう
ここからは、筆者がUpconvでいろいろテストしたものの周波数スペクトルとその感想を載せます
・音源1(ダンスミュージック)
ちゃんと高音域まで倍音が付加されています。
音質の違い
・音の空間が認識できるようになった
・解像度が上がった
・音源2(クラシック)
音源1同等高音域に倍音が追加されています。
音質の違い
・音の広がりが実感できる
・楽器1つ1つが生々しさを感じる
終わりに
Upconvは設定項目が豊富な分、初心者には難しいソフトとなっています。
この記事では、なるべくわかりやすくUpconvを解説しました。
活用編では、オーディオの知識がある人向けでさらに詳しく解説をしていくつもりです。
高校生なのにすごい知識ですね!
返信削除音ゲー→iPhoneの画面録画→iMovieでWAV書き出し→Upconv
で、未発表音源が高音質化できました^^
ありがとうございます!